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平成25年

平成25年12月 紙ふうせんだより (2013/12/26)

皆様、いつも有難うございます!今年1年間、本当に有難うございました。皆様が、変わらぬ笑顔で訪問する事が、どれほど多くの方の励みとなっている事でしょう。1週間ごとのヘルパーさんの来訪を心待ちし、気が付けば1年が過ぎ、新年を迎えられるようになった…「また来年も来てね」との言葉には、積み重ねた時の重みが詰まっています。

 

新年を迎えるという事を、90年生きた人生の「90分の1」と捉えれば、大した事無いという受け止め方になります。しかし自分があと何年生きて「その何年か分の1」と捉えると、とても貴重な事です。「最後の正月かもしれないわね…」との言葉に、つい「そんな事ないですよ~お元気じゃないですか!」と答えてしまいがちですが、本人からしてみれば、現在の一つ一つの出来事の重みを噛みしめての言葉かもしれません。

 

 『一期一会』という千利休を源とする言葉は、「あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう」との意味です。このような精神性は、日本人に根強いものです。それは同時に、死に対する覚悟を伴います。鎌倉末期の随筆『徒然草』には、「我等が生死の到来、ただ今にもやあらん」とありますし、作家・宮本輝は「いつでも死んでみせるという覚悟を持って、うんと長生きをするのだ」と『命の器』で述べています。

 

新年とは、冬が終わり新しい春が訪れるという事です。また、暦が新しくなるという事でもあります。暦の始まりは、ナイル川の氾濫の周期性に気が付いた古代エジプトと言われていますが、以来暦は、未来を予見できるものとして考えられ、占星術や易などに深い影響を与えます。暦が新しくなる事は、運も新しくなると信じられてきました。そこには“死と再生”という象徴的な意味が込められています。お正月を祝うという事は、いわば“古い自分が死んで新しい自分が蘇る”事を、促す儀式とも言えます。

 

私達は、あとどれくらいの正月を迎える事が出来るでしょうか。今、まさに死ぬかもしれないと覚悟して、この一瞬一瞬を充実させていく事が、“生”を輝かせていく生き方となります。生と死は、その根源において一体不二のものなのです。もし、「心残りの死」というものがあるとすれば、自身の予期せぬ死に直面した時、それは、事故や災害などあらゆるところに潜んでいるのですが、心に何の準備も無かった悔しさではないでしょうか。

 

私達は、介護過程を通じて、利用者様の「死」への心の準備に立ち会います。私達も、「死」への覚悟を持ちつつ、今このサービスの一瞬に、笑顔で心地よく過ごして頂く事に、最大限、心を砕いていきたいと思います。

 

皆様、風邪などひかれぬようご自愛下さい。来年は、生まれ変わったような、脱皮したようなつもりで、またお会いしましょう。良いお年を!


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